死に直面した限られた時間。
「夢を手放す」ことによって、生を輝かせることができます。
こんにちわ!FPまーこ(@maakomoneydiary)です。
今回の記事では、累計400万部のベストセラー最新刊で、私自身とても勇気づけられてブログを始めるきっかけとなった、『ガネーシャと死神 夢をかなえるゾウ4』(水野敬也著、文藝社)をご紹介いたします。
加えて歴史上の偉人たちの考えさせられる名言が随所に散りばめられ、本当に魅力いっぱいの一冊です!
●3秒リーディング
(*人が3秒で読める30文字程度でこの本の内容をお届けするコーナー。お時間のない方はこの部分だけでもぜひご覧ください)
死に直面した限られた時間。「夢を手放す」ことで、今の生活をより良く輝かせることができる。
1 「死」がテーマ
①感動の大作+ビジネス書+more…
物語は、妻子持ちの平凡なサラリーマンが、医師から「余命3か月」と宣告される場面から始まります。
そんな主人公が、この3か月間、妻の志織と娘の晴香のために「自分に何ができるのか」と奔走します。
冒頭から悲しく重たい場面です。
ですが、主人公に舞い降りた、なぜか関西弁を話す神「ガネーシャ」と「死神」との軽妙なやり取りによって、軽い気持ちになり一気に物語に引き込まれます。
●通常、ビジネス書を読んで、感動のあまり涙することはありません。
●通常、小説を読んで、知識を得られることは少ないです。
ですが、本書は「感動できるビジネス書」「知識・気づきを得られる小説」なのです!
②ガネーシャの課題に取り組む主人公
主人公は、この3か月間、ガネーシャから与えられた課題に取り組んでいきます。
ガネーシャの課題
●健康に良いことを始める
●お金の問題がなかったらどんな仕事をしたいか夢想する
●思い切って仕事を休む
など…
<注意事項>
教えが理解できなくても必ず実行する
一見すると何の変哲もない課題であるため、主人公は疑問を感じます。
戸惑いながら課題に取り組み、最終的に人生や死、家族とは何かを気づくことになる流れが絶妙で、ストーリーを味わいながら自己啓発できます。
並行して私たち読者も、こうしたプロセスを自分に当てはめて気づきを得ることができます。
②死を直視することで生を輝かせる
本書の最大のテーマは「死を直視することで生を輝かせる」です。
終盤の課題「かなえてきた夢を思い出す」の章。
「生を輝かせる」ことについて、ガネーシャは2パターンあると述べています。
通常、「夢に向かってがんばる」ことで、人生がイキイキと輝き出します。
その一方で、「かなわない夢もある」、「夢を手放すことも必要」と語っています。
「夢を手放すと人生が輝く?」「むしろ逆では?」と普通は疑問を持ちます。
ですが、その理由は次のとおりです。
「夢を手放すことで生が輝く」理由
●多くの苦しみは“夢”が作り出している
●夢をかなえる=良いこと、
夢をかなえない=悪いことではない。
●限られた時間の中で、夢の見極めが必要
●「夢をかなえていない今の自分」ではなく、「これまで夢をかなえてきたから、今の自分がある」と認識する
●夢をかなえれば次の夢が出てきてキリがない
●「自分は不幸だ」「価値のない人間だ」ではなく、幸せや価値を忘れているだけ
そう、皆さんはこれまで、ずっと夢をかなえてきたのです。
夢をかなえてきたからこそ今を生きているのです。
私自身、「夢を手放す」→「これまで夢をかなえてきた」といった表現は非常に納得させられ、思わず膝を打ちました。
そしてガネーシャの課題どおり、私自身がかなえてきた夢を次のとおり思い出してみました。
「かなえてきた夢を思い出す」
現状 | かなえてきた夢 |
子どもが勉強しない 食べ物の好き嫌いが激しい |
不妊治療をがんばり、2人の子宝に恵まれた。 =子どもに恵まれた夢がかなう |
家がせまくて整理できない | 主人と話し合って念願のマイホームを購入した。 =マイホーム購入の夢がかなう |
家に帰って寝るだけの主人 | 休日は家事を積極的に手伝ってくれる。 子どもに優しく育児を手伝ってくれる。 =結婚・家庭という夢がかなう |
ブログが稼げない | ブログに取り組める環境や時間がある =それだけ今の生活に余力があり幸運なこと。 |
私自身振り返ってみると、上記のように多くの夢をかなえてきたのです。
左に書いたように、現状はいろんな悩みや苦労がありますが、これらはかなえてきた夢が土台にあるのです。
朝、家族みんなで朝ごはんを食べる-。
休日、家族みんなで買い物に行く-。
そんなありふれた日常は、かなえてきた夢が前提にあるということに気づかされました。
「今まで夢をかなえてきた」「幸せに気づいていないだけ」と感じて、日常に感謝したり自己肯定感に満たされることで、今をより良く生きようと生が輝くのです。
さらに私の場合ですが、その自己肯定感は、「自分はできる」という自信につながり、夢に向けた推進力になりました。
今後より一層、いま頑張っているブログをがんばるという決意を新たにしました。
ぜひみなさんも、この「かなえてきた夢を書きだす」ことを実践してみましょう。