支出を減らす

【今さら聞けない】4種類のキャッシュレス決済。デビットカードとクレジットカードとの違いも

2019年10月の消費税増税以降、政府のポイント還元事業などの影響で急速に広まったキャッシュレス決済。「支払うタイミング」によってスマホ決済(QR決済)、クレジットカード、デビットカード及びプリベイトカード(電子マネー)の4種類に分かれます。ポイント還元や受けられるサービスは、ご自分のライフスタイルに合わせて。その中でも、ほぼ全ての分野をカバーできる「楽天カード」が一番無難です。

こんにちわ!まーこ(@maakomoneydiary)です。

今回の記事のテーマは、「キャッシュレス決済」です。

キャッシュレス決済ってスマホのことでしょ?
デビットカードとクレジットカードってどこが違うの?

という方々に向けて記事を作成しました。

まーこ
まーこ
私自身も記事を作成しながら、これまであいまいだった知識がハッキリしてきました。皆さんも何となく理解していた知識を再確認するために最後まで見てもらえたら嬉しいです!

はじめに記事のまとめをお伝えいたします。

まとめ

●キャッシュレス決済は、2019年10月の消費税増税以降、政府のポイント還元事業などの影響で急速に広まる。
●キャッシュレス決済は、「支払うタイミング」によってスマホ決済(QR決済)、クレジットカード、デビットカード及びプリベイトカード(電子マネー)の4種類に分かれる。
●ポイント還元や受けられるサービスは、様々あるため、ご自分のライフスタイルに合わせて。その中でも、ほぼ全ての分野をカバーできる「楽天カード」が一番無難です。

1 キャッシュレス決済とは?

キャッシュレス決済とは、現金を使用せずにスマホ決済やクレジットカード、デビットカード、プリベイトカードを使用して商品を購入したり、サービスを受けることを言います。
2019年10月に消費税が10%に増税したところ、政府が消費の落ち込み対策として、キャッシュレス決済に対してポイント還元事業を展開しました。


この事業は、消費の落ち込み対策と同時にキャッシュレス決済の普及という目的もありました。
ですが事業が終了した2020年6月時点で、キャッシュレス決済の普及率は50%前後と世界水準である60~80%に達していないのが現状です。

あらためてキャッシュレス決済のメリットを挙げますと、
●ポイントが貯まる
●スマホあるいはカードを提示するだけ→会計が楽
●支払った履歴が残る→お金の管理をしやすい
という3点があります。

1点目の「ポイントが貯まる」というのが最大・最高なメリットです。
ポイントを貯めると、その分でより多くの買い物ができたり、固定費の支払いなど支出を抑えることができたり、投資に回せたり、お得なことばかりです。
キャッシュレス決済がまだの方、お得なキャッシュレス生活をぜひはじめましょう。

まーこ
まーこ
もうすでにキャッシュレス決済を始めている方でも、あらためて知識を確認したり、デビットカードやクレジットカードの違いなど、あいまいな点を確認してもらえたらと思います。

2 キャッシュレス決済は4種類

キャッシュレス決済は大きくわけて次のような4種類あります。
●スマホ決済(QR決済)
●クレジットカード
●デビットカード
●プリベイトカード(電子マネー)
これら4種類は「支払うタイミング」によって次のように分けることができます。

種類 支払うタイミング
スマホ決済
(PayPay、楽天ペイ、LINEPayなど)
ひも付ける支払い元によって異なる。
●クレジットカードなら後払い
●デビットカードなら即日払い
クレジットカード
(JCBカード、セゾンカードなど)
後払い
デビットカード
(SMBCデビット、みずほJCBデビットなど
即時払い
プリベイトカード
(Suica、nanaco、waonなど)
先払い
(事前にチャージする必要がある)

クレジットカードの「後払い」とは、買い物をしてから銀行口座の引き落としまでに時差がある方法です。
例えば、
●あなたがA店とB店で商品をそれぞれ購入。
●クレジットカード会社がA店とB店でのあなたの購入代金を立て替える。
●月末にA店とB店の購入代金があなたの銀行口座から引き落とされる。
というのが簡単な流れです。
クレジットカード会社は、「あなたが月末にちゃんと払ってくれる」と信用して購入代金を立て替えています。
なので、信用=クレジットカードという名称なのです。

デビットカードの「即時払い」とは、商品の購入と同じタイミングで銀行口座から引き落とされます。

プリペイドカード(電子マネー)は、商品を購入する前に、お金をチャージ(入金)しておき、そのチャージした金額から支払われるという方法です。

このほかに「キャッシュカード」があります。
私自身、恥ずかしながら混同していましたが、キャッシュカード自体で基本的にお買い物の支払いをすることはできません。
キャッシュカードは、銀行口座を開ける鍵というイメージです。
銀行口座の入金・出金や各種の振込、税金の支払いという機能があるだけとなります。
いまは、銀行でキャッシュカードを作る際、デビットカードなどと一体型にするケースにする傾向となっています。

3 クレジットカードとデビットカードの違い

(1)クレジットカードとデビットカードの違い

この2つの違いを知ることで、ご自身に合ったキャッシュレス決済を選ぶことができます。
一番の大きな違いは、上で述べたとおり、
●クレジットカード=後払い(立て替え払い)
●デビットカード=即時払い(リアルタイム払い)
となります。
両者の違いを次のようにまとめてみました。

クレジットカード デビットカード
支払い時期 後払い 即時払い
支払い回数 1回払い、2回払い、分割払い
リボ払い、ボーナス払いなど
1回払いのみ
利用可能額 審査の限度額内で利用可能 銀行口座の残高内で利用可能
(1日の限度額は各社で異なりま)
お金を借りること
(キャッシング)
できる できない
発行対象 原則18歳以上
安定した収入がある方
原則15歳以上
メリット ●ポイントがたまる
●保険や優待サービスなどの特典を受けられる
●持ち合わせがなくても買い物できる
●ポイントがたまる
●クレジットカードのような審査がない
●銀行の残高内での決済のため、
使いすぎを防げる。
デメリット ●カードによって年会費がかかる
●使いすぎのリスクがある
●分割払いには手数料がかかる
●借入(キャッシング)に利子がつく
●落としたり盗まれた場合、対応が遅れると被害が多額になるおそれも
●銀行の残高以上を使用できない
●分割払いができない
●借入できない
●原則としてETCカードを発行できない
●落としたり盗まれた場合、対応が遅れると被害が多額になるおそれも

「クレジット=信用」という名称のとおり、クレジットカードはご自身の信用情報によって発行されます。
収入が一定の基準に満たない人や過去に支払いを滞納した人は、審査を通過できずカードを発行できない可能性があります。

これに対してデビットカードは審査がないため、収入がなくても銀行口座を持っている学生ならば持つことができます。
そして銀行口座の残高内でしか使用できないため、口座の残高以上を使いすぎるということはありません。この点は、プリベイトカード(電子マネー)のチャージした額以内と同じです。

「使いすぎがこわいからデビットカード」、「旅行保険やホテルの優待プランがついているからクレジットカード」という感じで、両者の特徴を確認した上で、ご自分の好みやライフスタイルに合わせて選択することをオススメします。

(2)基本的な選び方

クレジットカードを選ぶ基準については次の2つがあります。
●年会費
●受けられるサービス
年会費については、永年無料のものから年間30.000円のものなど様々なカードがあります。
年会費が高いほど受けるサービスは手厚くなり、ご自分の好みで選ぶべきなのですが、基本的には確実に損をしない年会費無料のもので十分です。
ただし、年会費無料のクレジットカードであっても、一定額以上を利用しなければ年会費がかかってしまうカードもあるので注意が必要です。
また、受けられるサービスについては、ご自分のライフスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
例えば、
●楽天市場をよく利用するなら「楽天カード」
●イオンでよく買い物をするなら「イオンカード」
●イトーヨーカドーやセブンイレブンをよく利用するなら「セブンカード」
●ビックカメラやソフマップでよく買い物をするなら「ビッグカメラSuicaカード」
という感じです。
そして、いくら「ポイントが貯まる」といっても、ポイントを獲得するために必要のない商品を購入することは、結局ムダ使いになります。
ポイントや受けられるサービスを確認した上で、ご自分の生活に合わせて使っていきましょう。
その中でも「楽天カード」は、ほぼ全ての生活場面をカバーしていて、ポイント還元率も高くおすすめなカードです。

 

まーこ
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