「経済圏」とは、同じ企業グループで買い物することで、そのグループのポイントをまとめて獲得できることを言います。
コンビニでちょっとした買い物や公共料金など、すべての生活シーンで「経済圏」を活用できます。
そのため、日々の1円単位の積み重ねが、1.2年後には数万、数十万ポイントになって還元されるため、なるべく一番お得な経済圏を選択したいものですね。
そんなお得な「経済圏」をFPまーこ(@maakomoneydiary)がご紹介いたします。
今回のテーマは「経済圏・ポイント活動」です。
という方々に向けた記事になっています。
はじめに結論をお伝えいたします。
●「経済圏」とは、関連企業グループで買い物したりサービスを受けることで、そのグループのポイントをまとめて獲得すること
●スーパーやコンビニ、公共料金など全ての生活シーンで「経済圏」を活用することで、お得にポイントを貯めることができる
●多くの経済圏があり、どこの経済圏でもお得にポイントを貯めることができる
●多くの経済圏の中でも、全ての生活シーンをカバーしている「楽天経済圏」がおすすめ
●経済圏同士の競争が激化する中、「完璧をめざさない」「横をみない」「買い物は必要最低限のみ」を心がけて、情報にまどわされないように
1 ポイント活動とは
ポイント活動(略してポイ活と言います)とは、
ポイントを貯めたり増やしたりして、生活に役立てていく活動のことを言います。
●クレジットカードで支払うと、一定の割合でポイントが還元。
●コンビニやスーパーでキャッシュレス決済で支払うとポイントが還元。
●ネットショッピングをすることにより、ポイントが還元。
といった感じです。
その一方で、「モッピー」や「ハピタス」のようなポイントサイトで、アンケートに答えたり商品を購入してポイントを獲得することも「ポイント活動」と言います。
ですが、この記事では、ライフスタイルに合わせた買い物をしていくことで効率良くポイントを貯めていく「ポイント活動」を説明していきます。
2 経済圏に入りましょう
(1)経済圏とは 1つに集中すべき
関連している企業グループで買い物したりサービスを受けることで、そのグループのポイントをまとめて獲得することを、「〇〇経済圏に入る」といいます。
1つの経済圏に入ると、関連する企業の優待を受けられたり、ポイント還元率を高めることができるので、効率良く集中的にポイントを獲得することができます。
これとは反対に2つ以上の経済圏に入ると、獲得したポイントが分散してしまって非効率であるため、オススメできません。
どういうことかと言いますと、例えば、
●楽天市場をよく利用していて「楽天ポイント」を貯めている一方、普段の買い物でキャッシュレス決済のPayPayを利用して「PayPayボーナス」を貯めている。
●スマホはドコモ、キャッシュレス決済でd払いを利用して「dポイント」を貯めている一方、Yahoo!ショッピングをよく利用して「Tポイント」を貯めている。
という感じです。
これらは、それぞれ「楽天経済圏・ヤフー経済圏」、「ドコモ経済圏・ヤフー経済圏」という形で2つの経済圏に入っている例です。
つまり、「50・50」という形ではなく、「0・100」といったイメージにすると、効率良くポイントを貯めることができるのです。
(2)経済圏とりまとめ
「経済圏内の関連企業・サービスがよくわからない」という方々に向けて、主な経済圏をまとめてみました。
多くの経済圏がありますが、どれもお得にポイントを貯めることができます。
そのため、どの経済圏に入っても問題ありません(私自身は「楽天経済圏」をおすすめしています)。
ただ、入る経済圏を決めたら、今後は浮気せずにその1つに集中しましょう(ポイントが分散・非効率になるため)
*太字はポイント名称です。
*例示した関連サービスを調べた限りで記載しましたが、全てではありません。
ポイント名称、関連会社・サービスなど | |
楽天経済圏 | 楽天ポイント 楽天カード、楽天モバイル、楽天銀行、楽天証券、楽天市場、楽天ペイ、楽天トラベルなど |
ヤフー経済圏 (ソフトバンク経済圏、 ペイペイ経済圏) |
Tポイント、PayPayボーナス、PayPayボーナスライト ヤフーカード、PayPayカード、ソフトバンク、ワイモバイル、 PayPay、Yahoo!ショッピング、ジャパンネット銀行、 PayPay銀行、SBI証券 |
ドコモ経済圏 | dポイント dカード、ドコモ、d払い、メルカリ、日興フロッギー証券 |
au経済圏 | pontaポイント aupayカード、ローソンponta、aupay、auwowma auじぶん銀行、カブドットコム証券 |
LINE経済圏 | LINEポイント LINEモバイル、VisaLINEPayカード、LINEPay、 LINEBANK、LINE証券 |
このほかにも、実店舗での買い物の還元率が最大9%になる「イオン経済圏」(WAONポイント)や、コンビニ最大手のセブンイレブンやイトーヨーカドーなどの「nanaco経済圏」(nanacoポイント)などがあります。
これから本格的にポイント活動を取り組もうとお考えの方は、上の表でいま一番利用している企業・サービスを見ながら、経済圏を統一していくことをオススメします。
楽天経済圏をおすすめする理由
「まんべんなく利用していて際立って利用しているサービスがない」という方や、まったくの初心者の方は、「楽天経済圏」に入ることをおすすめします。
私自身、今年から「楽天経済圏」でポイント活動を始めました。
楽天モバイルや楽天ひかり(自宅のWi-Fi)などと契約したことで、この「楽天SPU」でポイント還元率が現在7倍となっています。
楽天市場で商品を購入する際、通常なら1%のポイント還元なのですが、私の場合は7%のポイント還元されることになります。
さらに「楽天スーパーセール」などのイベントを利用することにより、7倍よりも多くポイントを獲得することができるため、オススメなのです。
3 おさえておきたい心構え・考え方
経済圏でお得にポイント活動をしていく中で、私自身が心がけていることは3つあります。
(1)1ポイント=1円という意識→現金払いはやめる
今年から楽天経済圏に入ってた私は、初期段階で2.000~3.000ポイントを獲得していました。
その後、楽天SPUやスーパーセールを利用することによって直近の5か月では10.000ポイントや20.000ポイントを上回る月もあり、全体の平均で月約8.000ポイントを獲得しています。
特に無理な買い物をせずに毎月8.000ポイントを獲得=毎月8.000円を獲得(毎月、8.000円の臨時収入)していることになります(下図参照)。
これが、今後10年、20年続いて合計額を算出すると・・・
経済圏に入ると入らないとでは、本当に差がつきますよね。
公務員である私の旦那さんやパート勤務をしている私が、毎月のお給料で8.000円を多く稼ぐことは大変かもしれませんが、ポイント活動だと日常の買い物の延長線上で簡単に獲得することができるのです。
そのため、日常の買い物シーン全てを、ポイントを獲得できない現金払いではなく、カード払いやキャッシュレス決済にしてポイントを獲得しましょう。
特に電気代やWi-Fi代、スマホ代といった固定費については、最初に設定さえすれば手間がかからないため必ずやるようにしましょう。
毎月8.000円を積み重ねていけば、将来的に何十万円の差がつくため、「1ポイント=1円」という意識を持つことが大事です。
(2)完璧をめざさない・横をみない
ネット上では、「私はこの方法で〇〇万ポイントを獲得した」「お得なやり方を教えます」といった情報があふれています。
この経済圏でのポイント活動は、確かに知れば知るほど、極めれば極めるほど多くのポイントを獲得できます。
ですが、その方法論については企業側がお得な情報やシステムを更新したり、さまざまなキャンペーンを展開し続けているため、はっきり言って「キリがない」状態なのです。
ポイントを最大に獲得できる完璧な方法をめざして、時間や労力をかけたりストレスを感じてしまっては本末転倒だと私自身は考えています。
そのため、完璧をめざすのでなく、様々な情報に対して「あ、そんな方法もあるんだ」と参考程度にとどめて、必要最低限の方法でポイントを獲得していけば十分なのです。
楽天経済圏の私の場合、必要最低限に心がけていることは、①楽天スーパーセールやお買い物マラソンの期間中に買い物をする、②5と0のつく日(ポイントが2倍になります)に買い物をする、という2点だけです。
これだけで、私の場合は特に意識して多めに買い物せずに月平均8.000ポイントを獲得できています。
そんな私でもセール期間中ではない期間に衝動的に買い物したことが多々あります。
そこで激しく後悔してストレスを感じるのではなく、「まあそれでも最低限のポイントはつくから」と割り切って考えるようにしています。
また、現在は経済圏同士の競争が激しくなってきていて、「〇〇ペイにいま加入すれば〇〇ポイントもらえます」といったキャンペーンが随時行われています。
確かに魅力的なのですが、1度入った経済圏とは別の経済圏に入ってしまうと、複数のポイントがどこにいくらあるのか煩雑になってしまいますし、ポイントを獲得する面では非効率となってしまいますので、基本的には横を見ないで経済圏を統一することをオススメします。
(3)必要なものを必要な分だけ
ポイントを獲得することはもちろん大事なのですが、そのポイント欲しさに買い物をする、本来必要ではないサービスを受けることは、お金の浪費につながります。
「節約する」「生活に役立てる」というポイント活動の本来の目的を見失って本末転倒となってしまいます。
具体的に、楽天SPUでポイント還元率を上げるために、あまり必要と感じていない楽天TVや楽天マガジンと契約するといった感じです。
ポイントを多く獲得すると、確かにゲーム感覚で面白い面はあるのですが、いくら多くポイントを獲得できる商品、期間であっても、必要のないものは買わないようにしましょう。
最後にポイントのおさらいです。
●「経済圏」とは、関連企業グループで買い物したりサービスを受けることで、そのグループのポイントをまとめて獲得すること
●スーパーやコンビニ、公共料金など全ての生活シーンで「経済圏」を活用することで、お得にポイントを貯めることができる
●多くの経済圏があり、どこの経済圏でもお得にポイントを貯めることができる
●多くの経済圏の中でも、全ての生活シーンをカバーしている「楽天経済圏」がおすすめ
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