ETFは、分散投資、リアルタイムで売買できるという特徴など投資信託と株式投資の“いいとこ取り”の金融商品です。ですが、売買する手間や分配金の受け取りが限定的といったことを考えると、投資信託の方が無難な選択と言えます。ETFは、投資を楽しみたい人などに向いている商品です。
こんにちわ!FPまーこ(@maakomoneydiary)です。
今回の記事のテーマは「ETF(上場投資信託)」です。
その際、「ETF」という金融商品をよく見ますが、これって何ですか?
次の段階を考える際に、この「ETF」という金融商品をよく見ますよね。
投資信託との違いや、オススメがどちらかを説明していきますね!
はじめに結論をお伝えいたします。
●ETFとは「Exchange Traded Fund」で、投資信託の一種。
●ETFは、①分散投資、②リアルタイムで売買できる、③手数料が安い、④分配金が受け取れるといった特徴を持ち、投資信託と株式投資の“いいとこ取り”の金融商品。
●他方で、①投資信託と手数料に大差なし、②売買する手間がある、③分配金の受け取りが限定的といったことを考えると、投資信託の方が無難な選択。
●ETFは、投資を楽しみたい人や、手間のかからない投資信託では物足りなさを感じている人向け。
1 ETFとは?=上場投資信託
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略です。
「上場投資信託」という名称で、株価指数などに連動する投資信託で、取引所に上場されたものをいいます。
この「ETF」の特徴は、次のように大きく4つあります。
投資信託と株式投資の“いいとこどり”の金融商品と言うことができます。
●分散投資できる
●リアルタイムで売買が可能
●信託報酬が安い
●分配金が受け取れる
2 どちらがオススメ?
=私なら投資信託
「ETF」は、投資信託と株式投資の“いいとこどり”の金融商品と説明しました。
ですが、あまりオススメすることはできません。
私自身も今後「ETF」をやらずに投資信託一本でいく予定です。
その理由は次のとおりです。
①手数料の安さは投資信託と大差なし
ETFの最もメジャーな銘柄であるVT、VOOの手数料はそれぞれ0.08、0.03%。これに対して投資信託のeMAXIS Slim(全米株式)は、0.145%です。
細かく見ると差がありますが、そこまで大差のないものになっています。
②リアルタイムで売買しなくてならない手間
分散投資によって、1つ1つの企業を分析する必要はないものの、値動きが気になったり、売買する面倒が発生してしまいます。
③受け取れる分配金が限定的
例えば、ジュニアNISAで年間80万円をETFに投資して、高いと言われる年4%利回りだったとします。80万×4%=年3.2万円(手数料など計算に入れず)を受け取ることができますが、月単位だと3.000円弱の計算となり、あまり魅力的とは言えません。
また、分配金を受け取ることによって、複利の効果は半減してしまい、長期的には効率よく増やしていくことにつながりません。
こんな人にオススメ。
投資の初心者や投資に考える時間がない人であれば、面倒な手間がかからない投資信託でいきましょう。
その一方でETFは、投資信託と株式投資の2つの魅力を兼ね備えているため、「将来的に株に挑戦してみたい」といった人には向いていると言えます。
最後にポイントをまとめます。
●ETFとは「Exchange Traded Fund」で、投資信託の一種。
●ETFは、①分散投資、②リアルタイムで売買できる、③手数料が安い、④分配金が受け取れるといった特徴を持ち、投資信託と株式投資の“いいとこ取り”の金融商品。
●他方で、①投資信託と手数料に大差なし、②売買する手間がある、③分配金の受け取りが限定的といったことを考えると、投資信託の方が無難な選択。
●ETFは、投資を楽しみたい人や、手間のかからない投資信託では物足りなさを感じている人向け。