確定申告書の作成方法は「e-Tax」と手書きなど3種類、提出方法は「e-Tax」と持参、郵送の3種類。
「e-Tax」の提出には、マイナンバーカード方式とID・パスワード方式があり、事前準備が必要。
事前準備のいらない「e-Tax」で作成→税務署に持参で提出がオススメ。
こんにちわ!まーこ(@maakomoneydiary)です。
今回の記事のテーマは「確定申告の作成・提出方法」です。
はじめに結論をお伝えいたします。
●作成方法は「e-Tax」と手書きなど3種類、提出方法は「e-Tax」と持参、郵送の3種類あります。
●「e-Tax」の作成は、「確定申告書等作成コーナー」の画面の指示に従って入力すれば、税額の計算などを自動的に行ってくれます。
●「e-Tax」の提出には、マイナンバーカード方式とID・パスワード方式があり、それぞれ必要なものがあります。
●個人的には事前準備がいらない「e-Tax」で作成→持参で提出がオススメです。
●税務署に持参する場合は、税務署によって対応が異なりますが、基本的には予約は必要ありません。
1 確定申告の作成方法と提出方法
確定申告は、確定申告書を作成して税務署に提出して、税金を納めるあるいは還付を受けるという流れとなります。
その際の作成方法と提出方法は、下図のとおり作成方法が3つ、提出方法は3つあります。

作成方法と提出方法の概要は次のようになります。
国税庁HP 「確定申告書等作成コーナー」 →「e-Tax」と印刷それぞれ2通り |
●パソコンやスマホ、タブレットで国税庁HP「確定申告書等作成コーナー」にアクセス。 画面の指示に沿って必要事項を入力して作成します。 用語の解説があるほか、金額を入力すれば自動的に税額が算出されます。 ●作成した申告書は、①「e-Tax」で提出、②印刷して提出の2通りある。 ●「e-Tax」の提出には、「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の2通りがあります。 ●印刷して提出には、税務署に持参または郵送の2通りがあります。 ●「e-Tax」の方が税金の還付は早いです。 |
手書き →税務署に持参または郵送 |
●確定申告書を入手して、手書きで作成。 申告書の入手は、①HPで印刷、②税務署に直接行く、③税務署に返信用封筒を入れて郵送してもらう、の3通り。 ●税額などを自分で計算する必要があります。 ●税務署に持参または郵送の2通りがあります。 |
税理士に依頼 | ●自分で帳簿を作成している場合は、3~5万円。帳簿の作成を含めて全て丸投げする場合は10万円程度かかります(金額はご自分の依頼ない湯によって異なります)。 ●税理士が署名・押印した申告書を提出。 ●提出後、税務署からの問い合わせも税理士が対応してくれます。 |
2 「e-Tax」での作成方法
「e-Tax」の作成方法は、「確定申告書等作成コーナー」にアクセスします。
「作成開始」のボタンをクリックしてスタートです。
次に提出方法として、「マイナンバーカード方式」、「IDパスワード方式」、「印刷して提出」の3つうち1つを選択します。
マイナンバーカード方式とIDパスワード方式、印刷して提出方式の違い
「マイナンバーカード方式」と「IDパスワード方式」は、事前に準備する必要がある一方、「印刷して提出」は、事前に用意するものが少ないので、初めての方にはオススメです。
マイナンバーカード方式 | ●必要なもの: マイナンバーカード、ICカードリーダライタまたはマイナンバーカード対応のスマートフォン ●マイナンバーカードを取得していることが前提です(マイナンバー通知カードではできません) ●ICカードリーダライタは家電量販店などで入手できます。 |
ID・パスワード方式 | ●必要なもの: 利用者識別番号・暗証番号 ●事前に税務署で本人確認を行い、ID・パスワード方式の届け出て、「ID・パスワード方式の届出完了通知」に記載された利用者識別番号と暗証番号を受領します。 ●アクセスした「確定申告書等作成コーナー」で利用者識別番号と暗証番号を入力します。 ●税務署に行く際には、本人確認書類(運転免許証など)が必要です。 |
印刷して提出 | ●事前に用意するものが少ない(入力に必要な書類のみ)ため、こちらがオススメ。 |
画面に従って必要項目を入力
e-Taxか印刷かを選択した後は、画面の進行に従って必要項目を入力していきます。
1-生年月日を入力
2-収入金額・所得金額を入力
3-所得控除の入力
4-税額控除の入力
5-納税・還付金額の確認
●納税額が表示された場合、次の5種類の納付方法から選択します。
振替納付、電子納付、現金納付、コンビニ納付(QRコード、30万円以下まで)、クレジットカード納付。クレジットカード納付の場合のみ税額に応じた手数料が発生します。
●所得税が還付される場合、還付金を受け取る金融機関の口座番号などを入力します(還付金は、申告から約1~1.5か月後に振り込まれます)
6-住所・名前の入力
(「すべての所得対応」を選んだ場合)
3 提出方法(持参・郵送)
持参と郵送で提出
持参する場合、ご自分の住所地(あるいは事業所所在地:個人事業主で、自宅の住所と事業所の住所が違う場合は、事前に届け出をすると事業所所在地の税務署での申告も認められています)の税務署に持って行き、終了となります。
例年、税務署は混雑しており、持参して提出するだけでも列に並ぶ可能性もあります。
それを避けたい方は、窓口への提出ではなく土日祝日や税務署の閉庁時の時間外収受箱へ の投函によって提出することもできます。
郵送する場合は、確定申告書は、「信書」に当たるため、郵便または信書便として送付する必要があります。荷物扱いとする宅配便などでは送付することはできませんのでご注意ください。
また、紛失に備えて簡易書留にするのも良いでしょう。
〇:郵便、信書便、レターパック
×:宅配便、ゆうパック、ゆうメール
税務署に入場するためには、「入場整理券」が必要
税務署で確定申告書を作成したい、あるいは税務署員や税理士から無料相談を受けようと考えている方は、税務署に入場するためには「入場整理券」が必要となります。
入場整理券は、税務署で当日取得するか、LINEアプリで事前に取得することが必要となります。
相談する場合は、入場整理券とは別に予約が必要となる場合があります。税務署の方で直接お問い合わせください。
最後にポイントをまとめます。
●作成方法は「e-Tax」と手書きなど3種類、提出方法は「e-Tax」と持参、郵送の3種類あります。
●「e-Tax」の作成は、「確定申告書等作成コーナー」の画面の指示に従って入力すれば、税額の計算などを自動的に行ってくれます。
●「e-Tax」の提出には、マイナンバーカード方式とID・パスワード方式があり、それぞれ必要なものがあります。
●個人的には事前準備がいらない「e-Tax」で作成→持参で提出がオススメです。
●税務署に持参する場合は、税務署によって対応が異なりますが、基本的には予約は必要ありません。
