医療費控除の申告をしました。
国税庁のHP「確定申告書等作成コーナー」で作成・印刷し、税務署に持参する方法で行ったところ、特に迷うことなく約30分で終了。医療費の合計額は266.360円、還付される税金は34.099円という結果に。具体的な手順をご紹介します。
こんにちわ!まーこ(@maakomoneydiary)です。
今回の記事のテーマは「医療費控除を実際にやってみた」です。
はじめに結論をお伝えいたします。
●「確定申告書等作成コーナー」で作成・印刷し、税務署に持参する方法で行ったところ、作業自体は約30分で終了。
●必要なものは、①医療費の領収書をもとに作成した医療費控除の明細書、②申告者(私の場合は主人)の源泉徴収票、③マイナンバーカード(なければ通知カード)、④銀行口座番号。
●画面の指示に沿って源泉徴収票などをもとに金額などの入力していくだけ。特に難しかったり、判断に迷う欄は見当たらず。
●医療費の合計額は266.360円、還付される税金は34.099円という結果。
●「申告書第一表」と「申告書第二表」、「添付書類台紙」、「医療費控除の明細書」の4点を封筒に入れて、所轄の税務署の時間外収受箱に投函して終了。
1 医療費控除と確定申告のやり方
医療費控除とは?
「医療費控除」とは、1年間に1家族が10万円以上の医療費を支払った場合に適用される所得控除の1つです。
会社員や公務員の人は、年末調整ではできないため、確定申告をする必要があります。
今回、私たち家族4人で、昨年(2020年)1月1日~12月31日の間に支払った医療費が10万円以上となったため、確定申告をやってみました。
交通費や薬代など、どこまでを医療費の対象範囲とするかについては、本ブログ「【市販の薬もOK?】医療費控除の計算方法・やり方を説明します」をご覧ください。
確定申告のやり方
確定申告書を作成する方法は、次の3通りあります。
国税庁HP 「確定申告書等作成コーナー」で作成 |
提出方法は3通り ●マイナンバーカード方式 ●ID・パスワード方式 ●印刷して、税務署に持参・郵送 |
手書きで作成 | 税務署に持参・郵送 ●HPなどから入手する ●税額などを自分で計算する必要あり |
税理士に依頼 | ●費用(3万円以上)がかかる場合も |
今回、私は「確定申告書等作成コーナー」で確定申告書を作成した上で、税務署に持参する方法を取りました。
事前に準備するものが少ないためオススメです。
マイナンバーカード方式 | ●必要なもの: ・マイナンバーカード ・ICカードリーダライタ(パソコンに接続してマイナンバーカードの情報を読み取る機器)あるいはマイナンバーカード対応のスマートフォン |
ID・パスワード方式 | ●必要なもの: ・パソコンあるいはスマートフォン ・事前に税務署で本人確認をした上でID・パスワードを受領する必要 |
印刷して提出 | ●パソコンと入力に必要な書類のみという必要最低限の準備でOKなため、こちらがオススメ。 ●ご自宅にプリンターがない方は、USBにデータを保存して、コンビニで印刷できます。 |
2 明細表を作成→入力を開始
医療費控除の明細書を作成
始めに「医療費控除の明細書」を作成して医療費の合計を算出してから、医療費控除の入力をした方がスムーズに進みます。
国税庁HP「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、中央部分の「作成開始」ボタンではなく、右側上の「医療費集計ファーム」のボタンをクリックします。
クリックして出てきた「医療費集計ファーム」のエクセル表に、医療費を受けた人や病院名や医療費の金額などを次のように入力していきます。
上図のように入力していき、20分くらいで入力は終えました。
合計30項目で、医療費の合計は「266.630円」でした(!)。
次女(小学3年生)の歯列矯正がなんといっても大きく、約21万円でした。
それに加え、私自身の歯科代、長女の皮膚科代などを足していった結果となります。
主人も、昨年夏に膝と腰を痛めて整形外科に通っていました。
ですが、「ごめん、領収書捨てたかも」というわけで、申請できませんでした…。
私自身も失くした領収書が何点かあり(特に処方された薬代)、次女の歯列矯正がなくても「10万円以上いきそう」な印象を持ちました。
医療費控除の入力
明細書を作成したら、明細書の上段に記載されている「医療費の合計金額」は、後で入力する必要があるため、印刷あるいはメモをしておきましょう。
そのほか、入力する前に準備しておくとスムーズに進むものは次のとおりです。
「確定申告書等作成コーナー」で「作成開始」をクリックしてスタートします。
後は、画面の指示に従って、主人の源泉徴収票などをもとに入力していきます。
ひととおり入力を終えると、上図のように還付金額が表示されます(34.099円)。
その後、住所や氏名、マイナンバー、還付金を受ける銀行口座番号を入力して完成となります。
私自身初めてでしたが、「源泉徴収票の①の部分の金額を入力してください」などと画面にわかりやくす表示されるため、特に判断に迷ったり、わからなくて進めないという場面はありませんでした。
結果として入力作業は約10分で終えることができました。
3 印刷して提出
「申告書」などを印刷
作成した申告書を印刷します。
印刷して提出するのは、「申告書第一表」と「申告書第二表」、「添付書類台紙」、「医療費控除の明細書」の4点です。
医療費控除の明細書の作成に20分、医療費控除の入力に10分、合計30分くらいの作業になります(見直しや印刷も含めて)。
そして提出へ
これら4点を封筒に入れ、住所地の所轄の税務署に提出します。
封筒に「住所、氏名」の記載を忘れないようにしましょう。
ちなみに私の場合、表面に「〇〇税務署 御中、確定申告書在中、医療費控除」、裏面に「住所、氏名」を記載しました。
そして、税務署の時間外収受箱に投函して終了になります。
還付金が振り込まれるのは、申告から1か月~1か月半と言われています。
最後にポイントをまとめます。
●「確定申告書等作成コーナー」で作成・印刷し、税務署に持参する方法で行ったところ、作業自体は約30分で終了。
●必要なものは、①医療費の領収書をもとに作成した医療費控除の明細書、②申告者(私の場合は主人)の源泉徴収票、③マイナンバーカード(なければ通知カード)、④銀行口座番号。
●画面の指示に沿って源泉徴収票などをもとに金額などの入力していくだけ。特に難しかったり、判断に迷う欄は見当たらず。
●医療費の合計額は266.360円、還付される税金は34.099円という結果。
●「申告書第一表」と「申告書第二表」、「添付書類台紙」、「医療費控除の明細書」の4点を封筒に入れて、所轄の税務署の時間外収受箱に投函して終了。