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略して『すみ金』。ぜひ手元に置いておきたいお金に関する会話形式の用語集。

『すみません、金利ってなんですか?』
(サンマーク出版、
小林義崇著)は、税金や資産運用などのお金に関する知識を全てカバーした、会話形式の優しい用語集です。

お金の知識に関して、何か疑問点や不明な単語が出てきた際には、本書を辞書がわりに確認するなど、ぜひ手元に置いておきたい一冊です。

☆3秒リーディング
(*人が3秒で読める30文字程度でこの本の要旨や私の解釈をお届けするコーナー。お時間のない方はこの部分だけでもぜひご覧ください)

『すみ金』は、お金の分野を全てカバーした初心者向け会話形式の用語集です。

『すみ金』は、まさにお金の知識界の山川出版社の「日本史用語集」といったところでしょうか。

日本史を勉強していた学生時代、何かわからない人名や事件名などに出会ったら、この「日本史用語集」でその単語を確認して理解を深めた人も多いのではないでしょうか?

これです (昔は紺色だった気が)

 

この『すみ金』を読みながら、そんな学生時代に戻った気分を味わいました。

お金の知識に関して、例えば「金利」「株価」など、「ああ、あれのことでしょ」と何となくわかっているけど、きちんと考えたことがない用語が多くあります。
そうした用語を、この本は一からきちんと説明しているため、本当に基礎から知識が入ります。

『すみ金』が売れている理由
●お金に関する基本的な用語を確認!
●知っていた用語も深掘りできる!
●単なる説明ではない会話形式でサクサク読める!
●初心者目線の質問が嬉しい!

しかも単なる「用語集」におさまらないところに、この本のアイデアが凝縮されています。
タイトルが『すみません、金利ってなんですか?』と会話口調になっていることからわかるとおり、ただ単に用語の説明が記載されているのではなく、会話形式になっているのです!

言葉の説明の用語集では、つまらなくてすぐに飽きてしまいます。
ですが、この『すみ金』は、会話形式なため、サクサクと読み進めていきながら用語の意味や流れを理解することができます。

特に質問者である梅田さんの要所を突いた質問と、「それってこういうことですよね」という確認作業が読者に読む推進力と安心感を与えて素晴らしいです。

それに合わせて応答者である小林さんの、決して専門的にはならないわかりやすい説明と具体例。

ごい何気ないやり取りなのですが、完璧で奇跡的な組み合わせなのです。
(かなりの考察を重ねた上で計算しつくされたやり取りに乾杯!)

まさにお金の知識を身につけたい初心者の方々に打ってつけの一冊だと思います。

ただ、お金に関する知識のことを全体的にカバーしていて、1つ1つの分野が浅く広くなりがちなため、1つの分野を深堀りして学びたいという方は、この『すみ金』をベースにさらなる専門書で知識・情報を獲得していけば良いかと思います。

そんな『すみ金』の中で、私自身がとても参考にさせていただいた「序章すみません、金利ってなんですか?」と「第1章『源泉徴収』ってなにが徴収されているんですか?」の中で、おさえておきたい用語をまとめてみました。

まーこ
まーこ
特に第1章の源泉徴収では、本ブログ「年末調整」の記事を作成するきっかけとなりました。
年末調整とは、還付金を取り戻す支出最小化の一大イベントです!税金を減らすためには、課税所得を減らす必要があります。 その課税所得を減らすためには、所得控除を確実に行っていきましょう。 そんな所得控除を行う作業が「年末調整」なのです。...

序章 すみません、「金利」ってなんですか?

●金利…借りるほうからすれば、低ければ低いほどいい。
反対に、貸すほうからすれば、金利が低いと返ってくる額が小さく
なるので「低い金利=悪い金利」。
二面性をもつことこそ金利の本質。
同じ銀行であっても、私たちが「借りるときの金利」と「預けるとき
の金利」は、ケタがまったく違う。
借りるときは1%、預けるときは0.001%。1000倍も差がある。
なので、銀行にお金を預けても金利はほとんどつかない。
●金利の種類…短期と長期の2種類ある。
短期金利は、普通預金などにつく金利のことで、日銀の公開
市場操作などの金融政策が影響を及ぼす。
長期金利は、10年ものの国債の金利に合わせて動いていく。
●金利がつく…銀行に預けたお金には必ず金利がつく。
A円を銀行に預ければA円に金利がプラスされること。
●金利のつき方…単利と複利の2種類がある。
単利は、毎年同額の金利が上乗せされる金利のつき方。
複利は、もともとあるお金についた金利を、次期の元金に
組み入れる金利のつき方。
わかりやすく言うと、「雪だるま」式に増えていく計算。
●金利の契約の仕方…金利はずっと同じという契約の固定金利と、金利が経済
状況に連動して変わるという契約の変動金利の2種類。
固定金利の場合、変動金利よりも金利が高く設定され
ている。
●金利の決まり方…どこの銀行も横並び。実店舗を持たないネット銀行の金利
は比較的有利になる傾向だが、その差は0.1%と0.01%など
1%以下の話なため、よほどの資産家でなければ大きな影響
はない。
●定期預金…一定の期間は引き出せない代わりに、普通預金よりも金利が高い
預金のこと。預れ入れ期間は1か月や3か月、1年、3年、5年
と様々ある。昔は6%の金利だったが、今は0.01%。
●銀行…お客さんからお金を多く集めて、株や土地を買い、それをうまく売り
買いしたり、企業にお金を貸して利息をもらったりして稼いでいる。
預金はあくまでお金を集める一手段。


第1章 「源泉徴収」って、なにが徴収されているんですか?

●源泉徴収…会社などの組織が税務署の代わりに、従業員にかかる税金を毎月
あらかじめ引いておくこと。
源泉とは「金銭が発生するところ」という意味で、税金が発生する
タイミングで引きますよ、という意味。
●年末調整…源泉徴収で毎月差し引かれる所得税額と、実際の所得税の税額には
ギャップがある。そこで一年に一度、年末調整で所得税を再計算を
するルールとなっている。
年末調整でその年の税金の対象となる「課税所得」を確定させるこ
とによって、翌年6月以降に天引きされる住民税が決まる。
●所得…収入から必要経費(=給与所得控除とも言う)を引いた金額。
給料-必要経費(給与所得控除)=所得という計算式。
●所得控除…給与所得控除を引いた後の所得からさらに差し引けるもの。
所得控除が大きいほど税金は少なくなり得をする。
例えば配偶者控除や医療費控除、扶養控除など。
●配偶者控除…「年間の所得が48万円以下の配偶者をもつ人」の税金が安くなる
制度。
●配偶者特別控除…「年間の所得が48万円超133万円以下の配偶者をもつ人」に
対し税金を安くする制度。
配偶者控除と配偶者特別控除は、配偶者の所得だけでなく、
本人(夫)の所得も関係することに注意。
●扶養控除…16未満の子どもは、児童手当がもらえるため扶養控除の対象に
ならない。
16歳以上になったら、扶養控除を受けられる。
●医療費控除…一定額以上の医療費を年間で支払った場合に医療費控除を申告
すると、納めた税金の一部が戻ってくる。
自分で確定申告する必要あり。
●住宅ローン控除…正式名称は「住宅借入金等特別控除」。年末時点の住宅ロー
ン残高の1%が最大10年間にわたって所得税から差し引か
れる制度。最大で400万円分の節税効果が得られる。

この『すみ金』を手元に置いて、気になる用語や分野があれば正しく理解できます。
さらに本ブログの関連記事も見ていただければ嬉しいです!

そして、お金に関する知識・情報を豊かにした上で正しく行動すれば、確実に生活は今より豊かになります。

子どもの教育資金や老後の資金のためにも、今すぐに行動をおこしましょう!
今回ご紹介した『すみ金』と本ブログが、みなさんの行動をおこす際のきっかけになってくれれば嬉しいです。

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お金の知識に関して、この『すみ金』とともに、下記の本ブログ記事をご覧にいただければ、嬉しいです。

興味ある分野、どこから読んでも具体例を盛り込みながらわかりやすく説明しています。

本ブログの「iDeCoの全てがわかる」シリーズについて
1.「【積立+節税効果】iDeCoとは?メリットを確認して今すぐはじめましょう」
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6.「iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度改正はいつから?3つのポイントを説明」
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8.「【どっちがお得】iDeCoの受け取りは一括or分割?退職所得控除との関係も」
9.「【自営業者向け】国民年金基金とは?iDeCo(個人型確定拠出年金)との違いも」

【積立+減税効果】iDeCoとは?メリットを確認して今すぐはじめましょうiDeCo(個人型確定拠出年金)は、積立効果によってしっかり資産を増やすことができますし、100%確実にできる節税効果によって支出をおさえることができます。老後の生活資金だけではなく、今現在の生活にも生かせるため、ぜひ始めましょう。...

 

本ブログの「わかりやすいNISA大全」シリーズについて
1.「【まだ始めてない方は必見】積立NISAをおすすめする背景と理由
2.「積立NISAの概要とおすすめ銘柄
3.「【初心者向け】まずはこれ!今すぐ始めたい4つの資産形成
4.「【併用が正解】積立NISAとiDeCo、やるならどっち?20年後をシミュレーション
5.「【1年やるとこうなる】つみたてNISAとiDeCoの実績を公開します
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8.「【制度改正】ジュニアNISAが期間限定の“つみたてNISA”に。ぜひ有効活用を

【まだ始めていない方は必見】積立NISAをおすすめする背景と理由年金受給額や退職金の減少と銀行の超低金利によって、意識しないと資産を増やすことはできません。「貯金から投資の時代」となった今、つみたてNISAをはじめましょう。...

 

本ブログの「年金の仕組みがわかる」シリーズについて
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2.「【コスパ最強】年金が元を取れるか試算したら利回り〇%の貯蓄型生命保険
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10.「【ぜひ参考に!】定年前後のお金を私たち家族でシミュレーションしてみた結果
11.「【人生100年時代に向けて】60歳以降も働いたら、年金はどれくらい増える?
12.「【55才以上の方必見】年金の振替加算とは?その理由や手続きをわかりやすく説明
13.「【年金】将来、減るって本当?マクロ経済スライド、所得代替率とは?
14.「【2022年4月から】年金制度の改正、知っておきたい3つのポイント
15.「【いくらもらえる?】遺族年金とは?私たち家族でシミュレーション

【年金】将来、減るって本当?マクロ経済スライド、所得代替率とは?「人口オーナス期」に入った日本の年金制度が賦課方式で運営されていることから、将来的に年金の受け取り額が減少するのは確実。 具体的に5年後に約5千円、20~30年後に約4万円減少する見通し。 だが、「年金額が減るから加入しない」などの過度な心配や反応は不要。 詳細は記事本文をご覧ください。...

 

3.税金【知らないと損します】

私たちが納めている税金。
実は、所得控除という仕組みを理解すれば、今よりもっと税金を安く済ませることができ、支出をおさえることができます。
国家公務員である私の主人は、iDeCo(個人型確定拠出年金)を始めたことで、年間4万3.200円の減税をしています(年間掛け金が14万4.000円の場合)。

医療費控除や退職金控除、住宅ローン控除などを駆使すれば、税金を安く済ませることができたり、納めた税金を取り戻すことができます。
また、確定申告や年末調整などの仕組みについても、平易な言葉で具体例を用いながら説明していきます。
減税することで支出を最小化していき、収支のバランスを今よりも良くしていきましょう。

 

●【知ると世界が広がる】本ブログの書評シリーズについて
1.「誰でも必ず小金持ちに。ピケティ『21世紀の資本』+私の読書論
2.「【3秒リーディング】資本主義の問題点を予言。マルクス『資本論』
3.「【3秒リーディング】心に響く・勇気が出るフレーズ4選
4.「題して『すみ金』。ぜひ手元に置いておきたいお金に関する会話形式の用語集
5.「【3秒リーディング】私の生きる原動力・行動指針となっている6つのフレーズ
6.「【マコなり社長も推薦】構造思考は成功者への道『具体 抽象トレーニング』
7.「【今すぐ実践したい】漫画『バビロン大富豪の教え』を要約して学んだ3つのこと
8.「【ブロガー必見】『億を稼ぐ積み上げ力』でブログの心得をマナブ!

 

 

まーこ
まーこ
最後まで読んでいただきありがとうございました!資産形成やお金・経済に関する本など有益な情報を今後も発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。ブログ更新は(@maakomoneydiary)で発信しています。ぜひフォローお願いします。