【３秒リーディング】心に響く・勇気が出るフレーズ４選

１つの本で人生が変わる。
１つの言葉で人生が変わる。
長い人生で直面する問題や悩み、壁。
本は、これらに対して解決案を提示してくれたり、心を軽くしてくれる“薬”なのです。

 

 

こんにちわ！FPまーこ（＠maakomoneydiary）です。

そう私は信じて、これまで多くの本を読んできました。

私自身もそうであったように、長い人生を歩んでいく中で、人は様々な問題や壁、悩みに必ずと言っていいほど直面します。

問題が発生しない人、悩みが全くない人なんて存在しません。

こうした中で、本は、その人が直面している様々な問題に対して解決案を提示してくれる“薬”、心のモヤモヤを晴らす清涼剤、行き詰った心のダムを取り払う爆弾のような存在だと日頃から感じています。

大量に情報が盛り込まれている本の中で、目にとまったフレーズ、たった１つの単語の存在だけで人生観が変わって、救われた気分になったり、今後の生き方が豊かになる。

実際に私がそうであったように、これからの人生においても読書は生きる原動力や行動する指針になり続けていくでしょう。

 

　伊坂幸太郎『PK』
「子供たちに自慢できるほうを選べばいいんだよ」

私がちょうど次女を出産する直前に病院でこの本を読了しました。

初めての慣れない長女の育児に疲れ果てて、やっとひと段落した途端に妊娠する形となり、すこし心が疲れていた上に、さらに２人の娘の親になるという責任感をネガティブに感じていた日々でした。

また、これまで母親を独り占めしていた長女が、次女が誕生することで「母親を次女に取られてしまう」という危機感を感じたのか、精神的に不安定になり、夜泣きや癇癪を起していて、とてもつらかった時期だと記憶しています。

そんな中、「母親とは」、「子育てとは」みたいな育児本を手に取って読んでみたものの、いまひとつピンとこず、気分転換のつもりで、この本を読んでました。

そして、この本の中に書かれた、何気ない上記フレーズに心がフッと軽くなったのでした。

理想の母親像を追い求めたり、高邁な教育方針をかかげなくても良い。

なにか迷ったときに「子供たちに自慢できる方」を選んで行動していけば良い。

そうシンプルに考えた時に、折れかけていた心が元気をもらったのです。

今でも時折、このフレーズが頭をよぎります。

将来、子どもと一緒にお酒を飲む機会があれば、その時に「ママはこんなにがんばった」と自慢できるようがんばりたいです。

伊坂幸太郎さんのストーリーは、死神や殺し屋、銀行強盗など…。少し現実離れしていますが、登場人物のキャラクターや１つ１つのセリフが巧妙で、いつも読者に勇気を与えてくれて、大好きな作家さんの１人です。

 

斎藤孝『書く力』
「量をこなすことで質を向上させる」

結婚する前、事務系のOLをしていた時に非常に参考になった一文です。

このフレーズに触れた後、企画立案書の作成や取引先とのメール、事務処理など、とにかく仕事量を人一倍多くこなしていけば、その分だけ質を向上させることができると信じて業務に取り組んでいました。

この本でも紹介されていた、あのイチロー選手は何千・何万回と素振りをすることによって、見える世界があるという話。

少し次元が違いますが、とても心に響きました。

ブログをやっている現在、まさにこのフレーズの意味が身に染みてわかります。

初心者の私がいきなり洗練された内容の濃い記事を書けるわけではないため、とにかくインプットとアウトプットの量をこなしていきながら、質を向上させていきたいと強く感じている今日この頃です。

 

 

　●斎藤孝『使える読書』
格言力…比喩を使うと話の伝達効率がグッと上がる
　●山崎将志『残念な人の仕事の習慣』
残念な人は「たとえば」がない

わたしなりに同じような意味と解釈してこれらを２つをまとめました。

比喩や具体例を挙げて説明するということは、人に説明する際、あるいはブログの記事を作成するときに特に心がけている点です。

本を読み進めていく中で、比喩や具体例を使って説明されていると理解が深まりますし、思わず「うまいなあ」と感心してしまいます。

比喩や具体例を使えるということは、「つまり、こういうこと」と物事の本質を理解できているという証拠なのです。

私自身もブログの記事で「積立NISAは段ボール箱のようなもの」「マルクスは労働者のお守り的な存在」と説明したように、今後もなるべくわかりやすい自分の言葉で比喩や具体例を盛り込めていきたいと考えています。

 

 

 

　門井慶喜『東京帝大叡古教授』
「一念発起などするな。ふだんから平静着実に勉強しておけば、いざというとき自分を変える必要はない」

日露戦争後の混乱期の時代小説兼ミステリーといった感じでしょうか。

知識で様々な難局を乗り越え、殺人事件を解決したり弟子を指導する叡古教授の格好良さがとても印象的でした。

ストーリー自体が面白く、さらに当時の時代背景がよくわかるオススメの本です。

多くの名セリフがあるのですが、その中で一番心に響いたのが、上記セリフです。

一念発起という言葉、これまでは良い印象の言葉と受け止めていましたが、確かにそうですよね。

普段からの積み上げが大事ということを改めて気づかされました。

今後もブログで記事を積み上げていく上で、良いアウトプットのために良いインプットを普段から意識して取り組んでいきたいと思います。